天草地域の小中学校に車いすを寄贈 熊本善意銀行

写真

 熊本善意銀行は22日、天草市、上天草市、苓北町の小中学校25校に車いすを1台ずつ贈った。県肢体不自由児協会の要望を受け、2004年度から県内の小中学校に寄贈しており、22回目。累計で441台となった。

 天草市の本渡中で贈呈式があり、善意銀行の渡辺吉孝専務理事が「より多くの生徒が使い方を覚えて、手助けが必要な人を見かけた時に役立ててほしい」とあいさつ。佐藤洋一校長は「体調不良者やけがをした生徒などに活用し、より生活しやすい学校を目指す」と感謝した。

 使い方を教わった生徒会長で3年の川上雫さんは「意外と力が要らず、簡単に開閉できた。大切に使いたい」と話した。

 各校は負傷者の救護や福祉体験学習などで利用する。(石井颯悟)

【写真】天草地域の25校に車いすを寄贈した熊本善意銀行の渡辺吉孝専務理事(左)と、佐藤洋一校長(右)。中央の2人は本渡中生徒=22日、天草市

提供:熊本日日新聞社
2025/10/24

熊日掲載記事一覧
トップページに戻る