熊本善意銀行ニュース
4月から公益法人
社団法人・熊本善意銀行(会長・伊豆英一熊日社長)は4月1日から、公益社団法人として新たにスタートする。税制上の優遇措置により、善意銀行への寄付がしやすくなるという。善意銀行は1963年発足。善意で提供された金銭や物品を預かり、社会福祉施設などに払い出してきた。こうした活動が評価されて今月21日、県から公益社団法人としての認定を受けた。
公益社団法人に対する寄付金については、法人の場合、損金処理が可能となり、個人の場合も所得から控除される。善意銀行事務局は「社会的信用も高まり、より多くの寄付をしてもらえるのではないか」と期待する。
28日には、公益社団法人として初年度となる2012年度の予算総会が熊本市の熊日本社であり、委任状を含め80人が出席。経常収益を約2600万円、経常費用を約2800万円、前年度からの繰越金を含む期末残高を約2千万円とする予算案と事業計画案を承認した。(石貫謹也)
[ 提供:熊本日日新聞社 2012/03/29 ]