熊本善意銀行ニュース
玉名・荒尾の日舞愛好団体 施設訪問2100回

同会は1978年に発足し、2006年に熊本善銀に登録。会員は全員女性で60~80歳代。県北地域を中心に、老人ホームなどへの訪問は年間平均約200回に及ぶ。9月の「敬老の日」前後には1日数回の舞台をこなすこともあるという。
訪問先では、手作りの小物などを観客にプレゼントするのが恒例。材料費の残額などを善銀に寄付する金銭預託も約750回に上る。
22日の発表会は、同会がこれまでに訪問した施設の利用者ら約70人が観賞。会員らは「祝いの舞」「熊本城」など10演目の舞踊を披露し、お年寄りと和やかに交流した。
会員歴30年以上になる玉名市の藤本とよ子さん(68)は「『また来てね』と喜ばれるのを励みに、これまでやってきた。会員の減少と高齢化は進んだが、元気に活動を続けていきたい」と意欲的だった。(蔵原博康)
[ 提供:熊本日日新聞社 2017/03/29 ]