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熊本善意銀行ニュース

県内の100歳に長寿祝い贈る 熊本善意銀行

写真 熊本善意銀行(熊本市)は、本年度100歳を迎える県内の659人に記念品の贈呈を始めた。敬老の日を前にした恒例行事で、55回目。

 14日は、井手輝利専務理事が嘉島町北甘木の北甘木仮設団地で、12月に100歳となる立石トシエさんに、千代の園酒造(山鹿市)から預託された清酒「百歳萬歳」と膝掛けを贈った。

 立石さんは六嘉村(現嘉島町)井寺生まれ。第二高等女学校(現第一高)を卒業後、19歳で陸軍幹部だった千人男[ちとお]さんと結婚。戦後は専業主婦として2人の娘を育てた。

 負けず嫌いの性格で「水泳やかけっこはいつも一番だった」という。60歳を過ぎてからは趣味で日本画を描いた。熊本地震では自宅が全壊し、次女リエさん(69)と仮設で暮らす。「クヨクヨしたってしかたない。まだまだこれから頑張ります」と笑った。

 記念品は、各地の熊日販売センターを通じて対象者に届けられる。(久保田尚之)

【写真】熊本善意銀行の井手輝利専務理事(左)から記念品を受け取る立石トシエさん=嘉島町
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