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熊本善意銀行ニュース

100歳祝い記念品 南阿蘇の中村さんら県内の898人へ 熊本善意銀行

写真 熊本善意銀行(熊本市)は、本年度に100歳を迎える県内の898人に記念品の贈呈を始めた。敬老の日に合わせた恒例行事で、58回目。

 16日は和田浩二専務理事が、来年1月27日で100歳になる南阿蘇村吉田の中村スマ子さんの自宅を訪問。記念品のバスタオルと、千代の園酒造(山鹿市)から預託された清酒「百歳萬歳」を贈った。

 中村さんは旧白水村一関の出身。15歳から熊本市で和裁を学び、「手掛けた着物やはかまは、100着は優に超える」と胸を張る。

 50年ほど前に夫保さんを亡くしながらも、5人の娘を育て上げた。今は五女夫婦との3人暮らしで、「苦しい時を経て、今が1番幸せ」。元気の秘訣[ひけつ]は趣味の手芸と時々ある“親子げんか”。「頭と手先を使うのが好き。一生続けたい」と話した。

 記念品は各地の熊日販売センターを通じ、対象者に届けられる。(上杉勇太)

【写真】熊本善意銀行の和田浩二専務理事(左)から記念品を受け取る中村スマ子さん=南阿蘇村
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