熊本善意銀行ニュース
イブの街、音楽の贈り物 熊本市で高校生ら演奏 クリスマスコンサート「びぷれすの集い」
クリスマスイブの24日、熊本県内の高校生らによるクリスマスコンサート「びぷれすの集い」が熊本市中央区のびぷれす広場であり、にぎやかな師走の街に温かいメロディーを響かせた。一般財団法人熊本公徳会と県内高校の吹奏楽部顧問らでつくる実行委員会が2014年から開いている。今年は熊本北高や学園大付高の吹奏楽部、熊本少年少女合唱団など計9団体から約300人が出演した。
出演者はトナカイやサンタクロースの帽子をかぶり、クリスマスソングやアニメのテーマ曲などを吹奏楽や合唱、ダンスで披露。観客を楽しませていた。
これが高校生活最後のステージだった熊本農高吹奏楽部の3年石村真愛さんは「びぷれす広場は3年間、たくさんの人に演奏を聴いてもらい、自信にもなった場所。これまでの思い出を振り返りながら演奏した」と涙を浮かべた。
孫の合唱を聴いた芦北町の主婦、宮村ふみえさん(74)は「クリスマスの雰囲気を味わえています」と喜んでいた。
会場では生徒らが歳末助け合い募金を集めた。熊本善意銀行(熊本市)に全額預託する。(石井颯悟)
【写真】びぷれす広場で、クリスマスソングなどを演奏する尚絅中・尚絅高・熊本学園大の合同チーム=24日、熊本市中央区
[ 提供:熊本日日新聞社 2023/12/25 ]