肥後ちょんかけごま保存会
肥後ちょんかけごま保存会は、熊本市の無形文化財の指定をされている「肥後ちょんかけごま」の技を保存伝承するとを目的として発足した会です。団体代表 川口 英徳 さんへのインタビュー
Q.どういう活動されていますか?
私どもは肥後ちょんかけごま保存会と言いますけども、この会は熊本市の無形文化財の指定をされている肥後ちょんかけごまの技を保存伝承するとを目的に会員相互に練習をしたり、いろんな場を活用して各種ボランティア、あるいは色んなイベントに参加するなどの活動をしています。Q.活動を始めたのはどういう理由からですか?
私は公務員をしていまして、ずっと東京や北海道などに居まして熊本へ帰ってきた時に熊本の何か伝統芸能みたいなものを覚えたいなと思ったところ、この肥後ちょんかけごまに出会って熊本に一番早く馴染めるなという事ではじめました。Q.活動の特徴を教えて下さい。
特徴はさまざまありますが、その中で一番大きな特徴としては子ども達への保存伝承するという意味合いから小学校・中学校へこまの体験指導、あるいは総合学習の時間に取り入れてもらってもらっています。また、去年のねんりんピック、九州新幹線の開業、熊本城マラソン、熊本市の政令都市移行などの様々なイベントがありますが、その中で熊本の一つの特徴として熊本をアピールしたい熊本を発信する力となればと思っています。Q.現在のメンバー数は?
約70名です。Q.今まで何か印象に残っているエピソードを教えて下さい。
あちこちで活動してきた中で、やっぱり皆さんに非常に喜んでもらう事、特に学校の子ども達に教えた後に子ども達が文集を書いてくれた。そして肥後ちょんかけごまに触れて良かった。自分たちも肥後ちょんかけごまを保存伝承したいと言ってくれる事が一番嬉しいですね。Q.逆に活動して 「これは困った」という事があれば教えて下さい。
困ったことはあんまり無いんですが、こまと言うのは特殊な状況で回す、例えば雨の時の活動をどうしてもお願いされることがあるんですが、紐が濡れる。それからこまが湿気を帯びると急激にブレーキがかかるものでなかなか回らないので、そういう時が困りますね。また、宴席などでやると皆さん相互にお話をされてなかなかこちらを向いてもらえない。せっかくやっているのに残念だなと思う事がありますね。
Q.活動の際に心がけている事や意識している事を教えて下さい。
私は古希をむかえたところなんですが、こまを長く続けていくために日ごろから体をキチンと整えて健康管理をやっています。こまの練習と合わせて一万歩に挑戦したり腹筋運動や柔軟体操をやったりしながらより長くこまを出来るように気をつけています。Q.最後にボランティア払出時に受け側にお願いしたい事があれば教えて下さい。
こまと言うのは特殊な条件下でやるものですから、どの様な対象者でどの様なスペースで床の状態がどうなのか、広さがどうなのかという様な対象の特徴、それから演技をする場所の特徴をきちっと教えていただけるとありがたいなと思います。取材日:平成24年2月22日 取材協力:ひかりの丘保育園(熊本県合志市)
ボランティア払出の申し込みは
お申込にあたり、下記などを伺います。
- 会や行事の名前・日時(○月○日○時○分~○時○分の○分間など)
- 住所・電話番号・メールアドレス
- 代表者・担当者名
- 開催場所・参加者人数・会場の状態
できましたら、1ヶ月以上前にお申し込みください。